日記

2026-03-02 11:43:00

ピアノの練習は何分弾く?アンケートから見えた実際の練習量と目安

はじめに

こんにちは。氷川台のピアノ教室 BLOOM 講師の藤田です。

練習についてご不安を感じていらっしゃる方も多いことから、アンケート結果をもとに当教室の傾向と目安時間を整理しました。 ご家庭のご事情や生徒さんの個性によって練習量には大きな個人差がありますが、目標は「量」だけではありません。 もちろん毎日少しずつ取り組めることが理想ではありますが、私は“継続すること”を何より大切にしたいと考えています。 現状を正しく捉え、無理のない形で積み重ねるための指針としてお読みください。

【目次】

現状と目標

練習時間の目安について

ここで示している時間は、あくまで「1日あたりの目安」です。 必ず毎日その時間を守らなければならない、という意味ではありません。

練習できなかった日の翌日に少し多めに取り組んだり、 あらかじめ忙しいと分かっている日の前日に多めに練習しておいたりするなど、 1週間の合計を基準にした平均的な目安として捉えていただければと思います。

ご家庭のペースの中で、無理のない形を一緒に見つけていきましょう。

🐣 幼児さん

まずは

  • ピアノのふたを開ける
  • テキストをセットする

この準備は、保護者の方が整えてあげるとスムーズに取り組み始められることがあります。

「年齢の数だけ弾く」ことを目安に始めます。
(例:4歳なら 右1回・左1回・両手2回。部分練習も同じ回数。)

  • 年少さん(目標:1日3〜4分)…まずは触れる頻度を増やすことから
  • 年中さん(目標:1日4〜5分)…ご入会後、まず行うのは「習慣づけ」
  • 年長さん(目標:1日5〜6分)…保護者の方のサポートが必要なこともあり、頻度や時間には幅があります。当教室では週20〜60分程度が多いです。

🌱 低学年

  • 小1(目標:1日10〜15分)…週最低30分を目安に。教室では週50〜100分の子が多く、頻度が高い子ほど総練習時間も伸びる傾向があります。
  • 小2(目標:1日10〜20分)…学校生活に慣れ、自主的に取り組める子も増えます。教室では週60〜80分が中心。100分を目指せると理想的です。

🌷 中学年

この頃から練習量がぐっと伸び、教室では週150分以上取り組む生徒さんも増えてきます。週100分以上を一つの目標に。

  • 小3(目標:15〜30分/日)
  • 小4(目標:15〜40分/日)

💐 高学年

今までの内容はピアノの基礎中の基礎。ようやくショパンやバッハなどの有名曲に挑戦できるようになってきます。 つまり、曲づくりや本当のピアノの楽しさを知るのはここからが本番です。

他の趣味ができたり、塾などで忙しくなったりする時期ですが、ここで細々とでも続けられれば、大人になったとき自分一人で演奏できる力につながっていくと思います。

  • 小5(目標:20〜50分/日)
  • 小6(目標:20〜60分/日)

🌸 中学生以降

目標:1日30〜60分

量だけでなく「質」を意識した練習へ移行していきます。 この頃には自由に弾けるようになっていると思いますので、学業や部活との両立を意識しながら取り組んでみてください。 ピアノがアイデンティティとなり、人生のさまざまな場面で寄り添ってくれる存在になっているはずです。

お悩みの声

「うちの子は、ほとんど練習していません…」 そんなご相談をいただくこともあります。

促されないとやらないのは、ある程度の年齢までは自然なことです。 かくいう私も、小学生の頃は親に反抗し、好きなタイミングで好きな曲の好きなところだけを弾いていた記憶があります。

練習を「学校の宿題と並行して行う当たり前のこと」と位置づけてみるのはいかがでしょうか。 宿題の前後に取り組む、テレビを見る前に済ませるなど、生活の流れの中に組み込んでしまう方法です。

例えば、19:30にタイマーをセットし、宿題を済ませ、20:00まで弾く。それからテレビを見る時間にする。 このように具体的なスケジュールを立てるのも一つの方法です。

それでも練習しない時期があるかもしれません。 けれど、

  • ピアノを弾くこと自体は好きであること
  • レッスンの時間が嫌ではないこと
  • どこかで「できるようになりたい」と思っていること

こうした“気持ちの種”が残っていれば大丈夫です。 今は動かなくても、芽はちゃんと土の中にあります。

大切なのは、「できていないこと」を責め続けないこと。 そして、細くてもやめずにつなげていくこと。

いつか大好きな曲に出会い、「これを弾いてみたい!」と思ったとき。 そのときにピアノを続けていれば挑戦できます。

教室は、「できないことを指摘される場所」ではなく、 大好きなピアノを弾きに行く場所。 そんなふうに捉えていただけたら嬉しいです。

おわりに

お子さまの状況やペースに合わせて、無理のない形を一緒に探していきましょう。